こども達がいつも遊んでいる玩具の中に“Bブロック”というものがあります。

英語のBという形に似ているので　そのように呼びます。

2歳児のこども達がそのBブロックを　長く、そして横に広く組みあげて

お家を作りました。

3びきのこぶた　にでてくる　“レンガのおうち”ならぬ“ブロックのおうち”です。

担任の先生が『園長先生オオカミがきたー！』というと

こども達はみんなで身を寄せ合って　その“おうち”に入り

『オオカミさん　ここまでおいで！』

『フーってしてごらん！こわれないんだよ』と

３びきのこぶたのお話のようにオオカミから身を守っていました。

『一緒に遊びたいなぁ』とオオカミが言うと

『じゃあオオカミさん　ドアからここにはいっていいよ！いっしょにあそぼうよ』と

みんなでオオカミを迎え入れてくれました。

優しい気持ちのこども達に　心がとても温まりました。

その2歳児のこども達が　今度はBブロックを使って別の遊びを楽しんでいました。

なんと先生と一緒に　“ボールのジェットコースター”を作ったのです。

『（速い速度で転がっていくボールを見て）　はやい！』とびっくりしていました。

ボールがあまりにも速いスピードで転がり落ちるので、目で追えなかったのです。

そのボールの勢いと転がる様子を見て、とても興奮したこども達は

何度も何度もボールを転がし楽しんでいました。

長く繋げる・高く積み上げる・タイヤを付けて車を作る・・・などの遊びから

バリエーションが広がり

一人で作っていた遊びが　やがて二人で、三人で…とみんなで作り上げていく遊びに

変わっていきました。

一つの玩具でも　人数ややりとり、背景によって出来上がりが変わっていくものだと

感じたひとときでした。